サロン予約の現場でも大きな変化が起きている。国内大手の美容予約ポータルサイト「ホットペッパービューティー」の検索トレンドを見ても、単に髪を真っ直ぐに伸ばすだけの施術から、髪の健康状態に合わせたハイブリッドなメニュー選択へとユーザーの意識がシフトしていることがわかる。
長年ストレートヘアの王道として君臨してきた「縮毛矯正」は、強い還元剤で毛髪内部の結合を一度切断し、アイロンの熱で再結合させる手法だ。半永久的なストレート効果を得られる反面、ハイダメージ毛やブリーチ毛にはリスクが伴う。一方で、近年のトレンドである「酸熱トリートメント」は、グリオキシル酸などの酸性成分と熱の反応を利用して髪内部に新たな架橋を作り出す。クセを完全に伸ばしきるわけではないものの、ダメージを与えずに自然なハリ・ツヤとまとまりを与える施術として、美容業界で圧倒的な支持を獲得した。