コンプライアンスが過剰に叫ばれるようになった昨今、芸能スキャンダルはタレントのキャリアを一瞬で打ち砕く刃となる。週刊誌の爆弾報道が一つ出れば、テレビ業界やスポンサー企業は「炎上リスク」を回避するために一斉に手を引く。事実確認が不十分な段階であっても、事前降板や出演見送りが当然のように選択されるのだ。
一度スポンサーからNOを突きつけられると、番組側は再起のチャンスを与えることすら怯えるようになる。過去の過ちや法的な問題の有無にかかわらず、リスクを徹底的に排除しようとするメディアの保身姿勢が、結果として「干された」状態を長期化させる要因となっている。