過酷な海の世界で命を守り、インフラを支えるスペシャリストたちも忘れてはならない。海洋事故の救助や海上治安の維持を担う「海上保安庁」の潜水士は、苛烈な訓練を乗り越えた精鋭集団だ。かつて爆発的なヒットを記録した映画『海猿』のモデルとなった彼らの姿は、今なお多くの若者の心を揺さぶっている。
一方、民間分野で活躍する「潜水士」の役割も極めて重要だ。港湾建設工事での水深数十メートルの作業、海底ケーブルの敷設や修理、水中溶接など、高度な専門技術を要する現場が数多く存在する。水圧という生命の危険と隣り合わせの環境下で行われる作業には、極めて高い手当が支払われる。
技術を磨いた熟練のフリーランス潜水士の中には、日給数万円単位で現場を渡り歩き、短期間で莫大な収入を得る者もいる。まさに技術と度胸がストレートに報酬に反映される職人世界だ。