長らく東京都の男子バスケ界を牽引してきた全国大会常連校が、ブロック大会や予選の早い段階で辛酸を舐める展開が相次いでいます。ファンの間で囁かれていた「名門敗退の真相」の背景には、各校におけるアナリティクスを活用したスカウティングの高度化と、アウトサイドシュート主体のハイスピードなスモールボール戦術の浸透があります。
かつてのようにインサイドのサイズ(身長)や留学生プレーヤーの圧倒的な個の力だけに頼るバスケットは通用しづらくなりました。綿密なスペーシングと激しいフルコートプレスを40分間継続するチームが増加した結果、シード校であっても序盤の立ち上がりで主導権を握られるとそのまま逃げ切られるアップセットが現実のものとなっています。まさに東京都の高校バスケは、どこが勝ってもおかしくない「戦国時代」を迎えています。