Q1:ブリの血合い(赤い部分)は取り除いたほうがいいですか?
A1:血合い肉には鉄分やタウリンなどの栄養素が豊富に含まれていますが、加熱によって魚特有の匂いを感じやすい部位でもあります。臭みに敏感な方や上品な味わいを楽しみたい場合は、刺身用のサクを切る段階で血合い部分を薄く削ぎ落とすか、前述の「振り塩+酒洗い」の下処理を念入りに行ってください。
Q2:出汁に昆布以外のかつお節や市販白だしを入れても良いですか?
A2:基本は「昆布だし+酒」のみのシンプルなベースが推奨されます。かつお節の強いイノシン酸や燻香は、ブリ本来の上品な脂の甘みと競合してしまうためです。旨味を足したい場合は、かつお出汁を加えるのではなく、野菜(白ねぎやキノコ類)から出る自然な出汁を鍋の中で重ねていくのが料亭流の組み立て方です。
Q3:冷凍の刺身用ブリブロックを使用する場合の解凍方法は?
A3:電子レンジ解凍や常温放置はドリップが大量流出するため厳禁です。約1〜2%濃度の塩水(水500mlに対して塩小さじ1〜2程度)に浸して半解凍状態にする「温塩水解凍」を行うか、キッチンペーパーに包んで冷蔵庫内で4〜6時間かけてゆっくり低温解凍してください。解凍後、必ずペーパーで表面の水分を完全に拭き取ってから調理に入ります。