歯石取りがめちゃくちゃ痛い決定的な理由!激痛の原因と痛くない回避策

歯石取りがめちゃくちゃ痛い決定的な理由!激痛の原因と痛くない回避策

歯石取りがめちゃくちゃ痛い決定的な理由!激痛の原因と痛くない回避策にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

歯石取りにおいて生じる痛みには、複数の明確な発生源があります。日本歯周病学会の臨床指針でも示されている通り、歯石そのものには神経が通っていませんが、歯石が強固に付着している周囲組織の状態によって痛みの強弱が決定づけられます。歯医者で歯石取りが痛いのはなぜか、その決定的な3つの要因を紐解きます。

第一の要因は、歯肉炎・歯周病に伴う歯ぐきの充血と急性炎症です。歯石の表面は細菌の温床となっており、長期間放置されると歯肉が赤く腫れ上がり、わずかな刺激に対しても過敏に反応する状態になります。この状態で歯周ポケット内部の歯石(縁下歯石)を除去しようと器具が触れると、神経が過敏化した歯肉が強い痛覚信号を発し、歯周ポケットの歯石除去で激痛や歯周病による歯石取り時の大量出血を引き起こします。

第二の要因は、知覚過敏と象牙質の露出です。加齢や歯周病の進行、強すぎるブラッシングによって歯肉が下がると、エナメル質に覆われていない「象牙質」が剥き出しになります。象牙質には無数の象牙細管が通っており、歯髄(神経)へ直接刺激を伝達します。知覚過敏がある状態でのスケーリングは、細管を通じて冷水や振動がダイレクトに神経へ届くため、「キーン」と突き刺すような鋭痛を感じるのです。

第三の要因は、歯科治療器具である超音波スケーラー特有の微細振動と注水圧です。毎秒2万5,000〜4万回という超音波振動で歯石を粉砕する際、摩擦熱を防ぐための注水が行われます。この高周波振動の衝撃と注水の冷たさが合わさることで、神経が敏感な部位に響くような強い痛覚を生み出します。これらが複合的に絡み合うことこそ、歯石取りにおける痛みの根本原因です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。