アパレル製品の採寸において、最も基本となるのが裾幅の平置き測り方です。服にシワやヨレがないよう平らな床やテーブルの上に広げ、裾の左端から右端までの直線距離をメジャーで計測します。このとき、生地を無理に引っ張らず、自然な状態で測るのが正確な数値を出すコツです。
採寸時に多くの人が混乱しやすいのが、「裾周りと裾幅の違い」や「わたり幅と裾幅の違い」です。用語の定義を正しく整理しておきましょう。
- 裾幅(すそはば):アイテムの最下部(裾)を平置きし、端から端までを水平に測った直線寸法。
- 裾周り(すそまわり・裾口):裾の全周の長さ。基本的に「平置き裾幅 × 2」でおおよその数値が算出されますが、立体裁断やスリットのある服では誤差が生じることがあります。
- わたり幅(渡り幅):股の縫い目の交差点から、外側の脇縫い目までを水平に測った太もも付け根部分の幅。
特にデニムやスラックスを選ぶ際、太ももの太さに合わせた「わたり幅」と、足首の絞り具合を決める「裾幅」のバランスが全体のテーパード感(細さの傾斜)を決定づけます。この2つの数値を把握することが、理想のシルエットを手に入れる第一歩となります。