近年過熱するサウナカルチャーにおいて、宇品ほの湯は「サウナーの聖地」としての地位を不動のものにしています。男性用・女性用ともに広々としたスタジアム形式のタワーサウナが導入されており、段差によって75度から95度前後まで好みの温度帯を自在に選択できます。
定期的に行われるオートロウリュ時には、サウナストーンから立ち上る熱波が一気に室内を包み込み、短時間で深い発汗を促します。現地常連サウナーの男性は次のように語ります。
「熱の回りが非常に均一で、肌がヒリヒリしない。そして何より、サウナ室を出て徒歩数歩に配置された水風呂の深さと水質が素晴らしい。水温は常に15度〜16度前後をキープしており、羽衣が剥がれた瞬間の冷感と引き締まり方が段違いです」
さらに特筆すべきは、瀬戸内海の息吹を感じられる露天スペースの外気浴デッキです。ととのい椅子の数が豊富に確保されており、海風が頭上を抜けていく心地よさは臨海部の宇品ならではの特権と言えます。
温活派に支持されるのが、韓国式本格岩盤浴「チムジルバン火林坊」です。薬草や黄土、岩塩を用いた複数の温熱室が用意されており、中央に鎮座する巨大なドーム状の「火汗蒸幕(プルガマ)」は圧巻の熱量を誇ります。浴衣を着たまま男女一緒に過ごせるため、カップルや夫婦のデートスポットとしても定着しており、漫画コーナーや専用休憩スペースで1日中滞在するスタイルが完全に確立されています。
汗を流した後の食事処「もみじ亭」では、キンキンに冷えた「オロポ(オロナミンC+ポカリ)」はもちろん、地元広島の食材をふんだんに使った御膳や、サウナ飯として人気の激辛麺、肉厚なカツ丼などがラインナップされており、温浴からグルメまで館内完結型の導線が極めて高い完成度を誇っています。