ジョナサンのキャスト変更について、「なぜ声優が変わったのか?」と疑問を抱くファンは少なくありません。この交代には、作品の制作体制の移行と大規模なリブートが深く関係しています。
2006年のPS2版ゲームおよび2007年の劇場版アニメは、連載20周年記念プロジェクトの一環として製作されたものでした。一方、2012年にスタートしたTVアニメシリーズは、david productionが制作を手掛け、原作を第1部から順を追って忠実に映像化していく完全新規の超大型プロジェクトです。
TVアニメ化にあたり、スタッフ陣は既存のキャスティングに囚われず、完全新規のオーディションを実施しました。初代ジョジョとして求められた「純粋無垢な正義感」「育ちの良さ」「内に秘めた泥臭い情熱」を体現できる役者として見出されたのが興津和幸氏でした。過去のキャスト降板といったトラブルではなく、プロジェクトの刷新に伴う正当な選考の結果として声優のバトンタッチが行われたのです。