抗がん剤投与直後から数日間に現れやすい吐き気や強い倦怠感があるときは、温かい料理から立ち上る湯気や強い匂い自体が引き金となって受け付けなくなるケースが多々あります。こうした急性期には、常温以下に冷ました料理や喉越しの良い食品を選ぶのが鉄則です。
具体的には、冷やしうどん、そうめん、ゼリー、フルーツ(口内炎がない場合)、アイスクリーム、プリンなどが無理なく口に運べます。また、柑橘類やお酢の酸味、しそや生姜といった香味野菜をアクセントに加えると、口の中の不快感がリフレッシュされて swallow(飲み込み)がスムーズになります。
食事の形態についても、「1回にしっかり食べる」のではなく、1日5〜6回に分けた少量頻回食に切り替えるのが効果的です。一口サイズのおにぎりやクラッカーを手元に用意し、胃に負担をかけないペースでつまむだけでも、エネルギー切れを防ぐ大きな助けになります。