B型作業所の給料はなぜ安い?平均月収と時給の実態・手取りを徹底検証

B型作業所の給料はなぜ安い?平均月収と時給の実態・手取りを徹底検証

B型作業所の給料はなぜ安い?平均月収と時給の実態・手取りを徹底検証の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

Q1:B型作業所の工賃から税金や保険料は引かれますか?手取りは額面通りですか?
A1:工賃は税法上「給与所得」ではなく事業所得や雑所得に分類されます。多くの利用者は年間所得が基礎控除等の非課税枠内に収まるため、所得税や住民税が源泉徴収されることは原則ありません。また、雇用保険や社会保険の加入対象外であるため保険料の天引きもありません。ただし、事業所で提供される昼食代やイベント費などは工賃から実費控除されるため、「工賃支給額=手取り」とならない場合がある点に注意が必要です。

Q2:工賃が上がると、もらっている障害年金や生活保護は減額・打ち切りになりますか?
A2:障害基礎年金は本人の労働収入による所得制限がないため、工賃がいくら上がっても年金が減額されることはありません(※20歳前傷病による障害基礎年金の場合は一定以上の高額所得で制限がありますが、B型の工賃水準で上限に達することはまずありません)。一方、生活保護を受給している場合は工賃が「収入」として認定されます。ただし一定額(毎月約1万5,000円前後)までは「勤労控除」として生活保護費から引かれずに手元に残せる仕組みになっています。

Q3:途中でA型作業所や一般企業へステップアップすることは可能ですか?
A3:十分に可能です。B型作業所の本来の目的の一つは「一般就労等への移行に向けた訓練」です。通所を通じて生活リズムが整い、週4〜5日安定して通える体力がついた段階で、事業所のサービス管理責任者や相談支援専門員と相談し、A型事業所への移籍や就労移行支援事業所へのステップアップを目指す利用者は多数存在します。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。