鑑賞の定番であるメダカとエビの混泳水槽において、稚エビを残す鍵は「構造的な死角」をどれだけ作れるかにかかっています。
最も確実かつ実績のあるシェルターが、水草のウィローモス育成です。細かく複雑に枝分かれするウィローモスを高密度に繁茂させておくと、体の大きなメダカや親エビは奥まで侵入できません。稚エビだけが潜り込める安全地帯となり、脱皮直後の無防備な体を完璧に保護します。
さらに、多孔質の稚エビ専用セラミックハウスや溶岩石の隙間を水底に複数配置することで、立体的な稚エビ隠れ家が完成します。立体交差する障害物は、魚の視線を遮るだけでなく、過密飼育時におけるエビの赤ちゃん共食い理由(脱皮直後の柔らかい個体を仲間が襲ってしまう事故)を抑止する上でも極めて有効です。