宇良が見せた幻の伝え反り!朝青龍以来14年ぶりの奇跡と技の真相

宇良が見せた幻の伝え反り!朝青龍以来14年ぶりの奇跡と技の真相

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大相撲の長い歴史のなかで、反り手がいかに珍しい記録であるかは客観的な数字を見れば一目瞭然です。本場所で記録された反り技の出現頻度と、宇良が残した足跡をデータで比較検証します。

決まり手関取での出現間隔・実例数代表的な成功力士身体力学的な難易度評価伝え反り平成以降わずか数例(関取では14年ぶり)朝青龍(2002年)、宇良(2016年)極めて高い:相手の懐を潜る反射速度と背筋・体幹の捻転力が必要居反り幕内・十両では数年に一度レベルの幻技智ノ花(1993年)、宇良(2020年十両など)最高峰:相手の全重量を首と腰に乗せるため強烈な頸椎負荷を伴う掛け反り昭和中期以降、関取での記録はほぼ絶滅若乃花(初代)などが試みた歴史的技困難:内掛けなどの足技を掛けつつ後方へ反る高度なバランス感覚外襷反り幕内では数十年単位で出現しない超珍手旭鷲山、宇良(学生相撲・幕下時代)変幻自在:相手の腕と足を同時にロックして体を捻る特殊技術

相撲界において決まり手の約6〜7割は「寄り切り」「押し出し」「叩き込み」といった王道の技で占められています。その中で、生涯に一度見られるかどうかの「反り技」を十両の舞台で、しかも相手が万全の体勢で攻めてきた土俵際で繰り出した宇良の記録は、近代大相撲のデータ上でも突出した異彩を放っています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。