福岡のダム貯水率リアルタイム速報|主要水系の現状と渇水の真相の重要ポイントを解説します。専門的な知識が詰まっています。
水資源機構リアルタイムダム情報および自治体の観測盤によると、福岡都市圏の水瓶を担う福岡県主要ダム貯水状況は、山間部の局地的な降雨傾向を反映して水系ごとの明暗が分かれています。福岡都市圏の水源は、近郊に位置するダム群(那珂川水系の南畑ダムや多々良川水系の猪野ダムなど)と、遠く離れた筑後川水系(江川ダム、寺内ダム等)の広域連携によって成り立っています。
なかでも市民の関心が集中するのが、福岡市内へ大量の原水を送る筑後川水系の貯水水準です。現在公表されている主要ダムのスペックと観測数値を以下の比較表にまとめました。
水源・ダム名詳細・数値データ(現況)一般的な基準・相場(平年値)編集部の見解・評価江川ダム(筑後川水系・小石原川)有効貯水量:約2,400万m³
貯水率:62.4%(推計)同時期平年値:約70〜75%やや平年を下回る推移だが、下流調整池との連動で安定運用圏内。寺内ダム(筑後川水系・佐田川)有効貯水量:約1,600万m³
貯水率:68.1%(寺内ダム貯水率現在)同時期平年値:約65〜72%前線の通過による補給があり、平年並みの水準を確保中。南畑ダム(那珂川水系)有効貯水量:約560万m³
貯水率:74.5%同時期平年値:約75〜80%直近の降雨が反映され堅調。上流の五ケ山ダムとの併用で余力あり。五ケ山ダム(那珂川水系)有効貯水量:約3,800万m³
貯水率:81.2%同時期平年値:約80%前後福岡県内最大級の容量を誇り、都市圏のバックボーンとして安定稼働。
筑後川水系貯水量全体を見渡すと、極端な干上がりを示す数値は出ておらず、都市部が直ちに節水を強いられる状況には至っていません。しかし、冬から春先、あるいは梅雨入り前の少雨期間には水位が急降下する事例が過去にも確認されており、関係機関による24時間態勢の監視が続けられています。