海面という境界線を取り払い、「山の土台(裾野)から頂上までの単一の山体としての高さ」を測ると、真の世界一はハワイ諸島ハワイ島にある休火山マウナケアになります。
マウナケアの海抜標高自体は4,207mですが、その広大な山裾は深さ約6,000mの太平洋海底にまで広がっています。太平洋底の基部から山頂までの総高度を計測すると、実に約10,210mに達し、エベレストを1,300m以上も突き放す驚異的なスケールとなります。
海上に露出している部分は全体の4割程度に過ぎず、残りの大半は暗黒の海中に隠されています。山頂付近は空気が澄み、人工の光害が極めて少ないことから、日本の「すばる望遠鏡」をはじめとする世界最高峰の天体観測施設が集まる宇宙研究の拠点としても知られています。