とうもろこしをむき出しの状態で放置すると、糖度の低下は一気に加速する。理由は単純かつ明快だ。とうもろこしは収穫後も激しく息をしている。自身の糖分をエネルギーとして消費しながら呼吸を続けるため、時間経過とともに甘みが抜け、身が痩せていくのだ。
ここで威力を発揮するのが「皮」である。皮は単なる包み紙ではない。実の水分が蒸発するのを極限まで防ぐ天然のバリアであり、呼吸スピードを最小限に抑えるプロテクターの役割を果たす。皮を剥いでしまった個体に比べ、皮をまとったままのとうもろこしは鮮度保持期間が2倍以上に跳ね上がる。まさに自然が生み出した最高の包装資材なのだ。