豊田裕大という表現者を紐解く上で欠かせないのが、約16年間にわたって心血を注いだバスケットボールの存在です。彼の経歴は、典型的なモデル・俳優志望の若者とは一線を画しています。
中学時代からその才能角を現し、高校は静岡県屈指の強豪校である藤枝明誠高等学校へ進学。親元を離れた寮生活の中で、全国大会出場を目指して過酷な練習に明け暮れる日々を送りました。コート上で培われた強靭なメンタリティと空間把握能力、瞬発的な判断力は、現在のカメラ前での立ち振る舞いや共演者との呼吸の合わせ方にも確実に息づいています。
高校卒業後は成城大学に進学。勉学と並行しながら部活動を継続していましたが、度重なる怪我や将来を見つめ直す局面で、幼い頃から心のどこかにあった「表現の世界」へ挑む決意を固めます。2019年、20歳のときに挑戦した「第34回メンズノンノ専属モデルオーディション」でラボ シリーズ賞を受賞。これを機に、彼の人生は一気に華やかなエンタメ界へと舵を切ることになりました。