シャバーニの人気は単なる動物園の枠を飛び越え、社会現象として日本中を巻き込んだ。2015年に刊行された公式オフィシャル写真集『シャバーニ!』は、異例の売り上げを記録。全国の主要書店で完売が相次ぎ、出版業界でも大きな話題となった。
この空前のブームは、観光・テーマパーク産業全体に多大な経済波及効果をもたらした。東山動植物園の入園者数は急増し、東海地方のみならず全国、さらには海外からのインバウンド旅行客までもが「イケメンゴリラ」の姿をひと目見ようと詰めかけた。
オリジナルグッズの展開や企業コラボレーションなど、一頭の動物が地域の観光資源やエンターテインメント産業にこれほどの熱量を与えた例は、日本のレジャー史においても極めて稀である。