多くの来館者がまず驚くのが、「これだけの規模と質を誇りながら、なぜ入場料が無料なのか」という点です。館内には1955年の第1号機「YA-1」をはじめ、世界最高峰レースで勝利を重ねてきたファクトリーマシン、さらにはボートやスノーモビル、産業用ロボットに至るまで、動態保存を含む膨大な実機が惜しげもなく並べられています。
この無料開放の背景には、単なる展示施設ではなく「企業と社会・ファンを結ぶコミュニケーション拠点」として位置づけられている企業姿勢があります。ものづくりの情熱や技術の変遷を肌で感じてもらうこと自体を最大の目的としているため、一般の個人来館であれば事前予約も不要で、ふらりと立ち寄って最高峰のメカニズムに触れられる開かれた空間が維持されています。