写真や映像だけでなく、当時の現場で直接HYDEを目撃した関係者やライブ参加者たちの証言にも、特筆すべき事実が数多く残されています。
1990年代に数々の音楽誌でHYDEを撮影したベテランカメラマンは、インタビューなどで「ファインダーを覗いた瞬間、どこから光を当てても絵になる稀有な被写体だった」「照明の微調整が不要なほど陰影が美しく際立っていた」と語っています。また、ライブハウス時代からの古参ファンが集うコミュニティや知恵袋の回顧録では、「最前列で見たHYDEは、発光しているかのような透明感があり、同じ人間とは思えなかった」という生々しい感想が今も語り継がれています。
特筆すべきは、女性ファンのみならず当時の男性ロックキッズからも絶大な憧憬を集めていた点です。「HYDEになりたくて髪を伸ばし、真ん中分けにした」「当時の美容室でHYDEの写真を見せてオーダーした」という男性ファンのエピソードは枚挙にいとまがありません。性別の垣根を取り払い、カルチャーそのものを牽引したビジュアルの説得力は本物でした。