絶賛の声が並ぶ一方で、現地を訪れたファンや観光客の口コミを精査すると、明確な課題と現場ならではのハードルも見えてきます。特に議論が集中しているのが、アクセスと混雑状況です。
主要アクセス拠点となるJR北広島駅、新千歳空港、札幌駅、野幌駅などから運行されるシャトルバスについて、SNSや地域コミュニティでは開業当初から運行本数の不足や待機列の長さが指摘されてきました。現地取材時の観察でも、特に3万人を超える満員試合の終了直後には、北広島駅行きのバス乗り場に長蛇の列が生じ、乗車までに40分から1時間近く待機する場面が見受けられました。
「試合終了の最後の1球を見届けてから外に出ると、バス乗り場も道路も大混雑に巻き込まれる。球場内の居心地が良すぎるだけに、帰りの移動ストレスが目立つ」という来場者の声は少なくありません。自家用車で訪れる場合も、事前予約制の専用駐車場(普通車1,500円〜3,000円前後)を確保していなければ周辺道路での立ち往生を余儀なくされます。
一方で、この混雑を賢く回避しているリピーターたちの工夫も定着しています。代表的な回避策は以下の3点です。
- 「7回終了退場」または「試合後居残り」の二者択一:混雑のピークは試合終了後30分間に集中します。あえて試合終了後も七つ星横丁で1〜2時間食事を楽しんでから帰路に就くか、試合終了直前に席を立つことで行列を大幅に回避できます。
- 北広島駅への徒歩ルート(エルフィンロード)活用:駅から球場までの約1.9km(徒歩約25分)は舗装された遊歩道となっており、天候が良ければバスを待つよりも歩いた方が確実に早く到着します。
- ノンゲームデー(試合のない日)の訪問:スタジアムツアーやグルメ、サウナを純粋に堪能したい場合、試合のない平日に訪れることで、待機列ゼロの快適な空間を独占できます。
ガイド付きのスタジアムツアーに関しても、普段入れないダグアウトや選手ロッカーエリアに立ち入れる「プレミアムツアー」は、ネット上の口コミ評価が極めて高く、「料金(大人3,500円〜)以上の価値がある」と評判です。