医療現場や各種健康相談の報告を分析すると、「眉毛が痛い=マッサージすれば治る」と思い込み、症状を悪化させてしまうケースが後を絶ちません。
ある30代のITエンジニア男性は、連日のデスクワークで眉頭の激しい痛みに見舞われ、強く揉みほぐし続けました。しかし数日後に高熱と激しい前頭部痛で救急外来を受診したところ、急性副鼻腔炎による前頭洞の蓄膿が悪化していたことが判明。炎症が眼窩近くまで及んでおり、緊急処置が必要となりました。
また、眉毛の毛抜き処理やアートメイク後のケア不足から細菌感染を起こし、蜂窩織炎(ほうかしきえん)に至った事例も散見されます。皮膚の赤みや熱感を伴う痛みがある場合、物理的なマッサージは炎症を周囲に拡大させるだけの逆効果になることを認識しておかなければなりません。