暗闇の中で悩み続ける関係に終止符を打つためには、感情ではなく構造で判断する思考へのシフトが不可欠だ。一歩を踏み出す前に、以下の3つの検証軸を用いて現状を客観視してほしい。
第一に、「相手が払っているリスク」の検証である。「妻(夫)とは冷え切っている」「いずれ離婚する」という言葉を口にしながら、具体的な行動(弁護士への相談や離婚調停)を起こしていない場合、その言葉は単なる繋ぎ止めの手段に過ぎない。第二に、「将来の損益分岐点」の予測だ。仮に現在のパートナーと別れて自分を選んだとして、その後に生まれるのは不信感と罪悪感に苛まれる日々かもしれない。「略奪した恋は、略奪される恐怖と背中合わせ」という心理的現実から逃れることは困難だ。
第三に、「連絡の完全遮断(ノーコンタクト・ルール)」の実行である。決断を下したならば、理由を長々と説明することなく、連絡先を消去し、プライベートな接触機会を物理的にゼロにしなければならない。中途半端な情けや話し合いは、相手の執着を再燃させる火種となる。