日本国内のプロ野球を管轄する日本野球機構(NPB)の登録データを紐解くと、長年にわたり議論されてきた「相対年齢効果(Relative Age Effect)」の実態が浮かび上がる。4月・5月生まれの選手が幼少期の体格差を活かして有利に育つとされる一方で、あえて「早生まれ」として厳しい環境を勝ち抜いてきた選手たちが持つ独自の強さも見逃せない。
現代のプロスポーツ産業においては、バイオメカニクスやアナリティクス技術の発達によって、こうした誕生月の初期ハンデを覆すトレーニング法が確立されつつある。かつての根性論から科学的アプローチへの移行に伴い、どの月に生まれた選手であってもポテンシャルを最大限に発揮できる環境が整いつつあるのだ。