小田島有剣役のブレイク以降、ネット上では「ハイローで初めて知った新人俳優」と誤解されることも少なくありませんでしたが、塩野瑛久のキャリアは決して一朝一夕で築かれたものではありません。
2011年の「第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」での受賞を皮切りに、特撮ドラマ『獣電戦隊キョウリュウジャー』の立風館ソウジ(キョウリュウグリーン)役で本格的なアクションと演技の基礎を徹底的に叩き込まれました。その後も劇団EXILEへの加入や舞台・ドラマでの地道な下積みを経て培われた「確かな表現力と殺陣の技術」があったからこそ、小田島有剣という難度の高い役柄を完璧に成立させることができたのです。
ハイローで証明した圧倒的な存在感は、その後の快進撃へと直結しました。ドラマ『来世ではちゃんとします』のスマートなモテ男役から、NHK大河ドラマ『光る君へ』での一条天皇役における繊細かつ気品に満ちた名演に至るまで、役柄ごとに全く異なる顔を見せる「カメレオン俳優」としての地位を確立しています。