高速道路で事故が発生した際、ドライバーの間で最も蔓延している誤解が「通行止めや激しい渋滞が発生したら、直前のICで一般道へ降りるのが最善」という判断です。
栃木県内の幹線インターチェンジ、とりわけ佐野藤岡ICや宇都宮上三川IC周辺において、この行動は極めて高い確率で悪手となります。なぜなら、高速道路から吐き出された数千台規模の交通流を受け止めるだけの容量が、接続する一般道(国道50号や国道4号バイパス)には備わっていないためです。
実際、過去の事故事例を検証すると、高速道路上の待機組が規制解除によって2時間後に巡航速度へ戻った一方、早まって一般道へ降りたドライバーは、料金所出口の信号待ちと一般道の交差点渋滞に捕まり、目的地到着が3時間以上遅延したというデータが多数記録されています。NEXCO東日本が提供する道路交通情報サイト「ドラとら」やハイウェイラジオを活用し、単に「渋滞しているから降りる」のではなく、「一般道のボトルネック区間がすでに死んでいないか」を客観的に見極める複眼的な視点が不可欠です。