日本国内で初めて公式に40度以上が観測されたのは、1933年7月25日の山形県山形市(40.8度)でした。この記録は実に74年間もの間、日本一の座を守り続け、「山形の記録は破られない」とさえ言われていました。
しかし、その均衡を打ち破ったのが2007年8月16日です。岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市が同日に40.9度を叩き出し、74年ぶりに歴史が動きました。この年を境に、日本の夏は明らかにフェーズを変えることになります。
その後、2013年には高知県四万十市江川崎で41.0度、2018年には熊谷市で41.1度、2020年には浜松市で41.1度と、わずか数年のスパンで歴代最高記録の更新やタイ記録の樹立が相次ぎました。かつては一生に一度見られるかどうかだった「40度超え」のアメダス観測地点が、今や真夏になると全国各地で複数地点報告される時代へと突入しています。