「そもそも現代のスキンケアにおいて、赤ちゃんにベビーパウダーは必須なのか」という疑問を持つ保護者は多いはずです。かつては沐浴後に全身へ白くなるほどはたく光景が一般的でしたが、近年の小児皮膚科学では「適切な部位への限定的な使用」が推奨されています。
過剰なパウダーの塗布は、赤ちゃんの細い毛穴や汗腺を塞ぎ、かえってあせもや皮膚トラブルを悪化させる原因になります。また、粉末(ルース)タイプを勢いよくはたくと、乳幼児が微粒子を吸い込んでしまい、呼吸器へ負担をかける「粉の誤吸入事故」のリスクも懸念されます。
現代における正しい活用法は、首まわり、ひじ・ひざの裏側、おむつのギャザー部分など、汗や摩擦が集中しやすい部位に限定して薄く塗布することです。入浴後はまずしっかりと保湿剤で肌のバリア機能を整え、その上で湿気やムレが気になる部分にのみ、水分をよく拭き取ってからパウダーを重ねるのが理想的なアプローチです。