RIP SLYMEの活動休止に至る発端として世間に最も広く認知されているのが、2017年4月に報じられたMCのSUによる不倫疑惑でした。週刊誌による大々的な報道を受け、SUは出演予定だった音楽フェスやイベントの出演を辞退。グループとしての活動自粛を余儀なくされ、表舞台から姿を消すことになります。
しかし、事態は一人のメンバーの謹慎だけでは収まりませんでした。スポンサー契約の解除やタイアップ案件の凍結など、メジャーグループ特有の経済的制約が急速に重くのしかかりました。関係者の証言によると、当時はCMタイアップや大型タイアップの違約金交渉、グループとしての対外的な責任問題の処理に追われ、メンバー間のコミュニケーションは完全に遮断されていたと伝えられています。
そして騒動から約1年半が経過した2018年10月31日、グループの公式ウェブサイトが突如として閉鎖され、ファンクラブも運営終了を発表しました。この際、所属事務所やレーベルからは「解散」という明確な二文字ではなく、あくまでグループ活動の一旦休止という曖昧な表現が取られたため、世間には「いつか5人で戻ってくるのではないか」という淡い期待が残されることになりました。