関西私立大学の勢力図において、「摂神追桃」の4大学(摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学)は熾烈な改革競争を繰り広げています。2010年代半ばまでは伝統的な文系総合大学としての安定感を誇っていた桃山学院大学ですが、近年は他大学のキャンパス都心回帰や学部新設ラッシュにより、力関係が再編されつつあります。
現在、摂神追桃の序列において大きな注目を集めているのが追手門学院大学の急成長と、摂南大学の理系・医療系強化です。これに対し、桃山学院大学は2019年に大阪市阿倍野区へ「あべのBDL(あべのビジネスデザインラボ)」を開設し、ビジネスデザイン学部を設置しました。この都心型アプローチが功を奏し、従来の「南大阪の郊外型大学」というイメージからの脱却を図っています。
文系学部のみで比較した場合、桃山学院大学の各学科の難易度は追手門学院大学と激しく競り合っており、学内でもビジネスデザイン学部が偏差値45.0〜47.5前後と頭ひとつ抜けた難易度を示しています。一方、伝統ある経済学部や経営学部、法学部、社会学部は40.0前後に位置しており、受験生にとっては「堅実な実力をつければ届く合格ライン」として確固たるポジションを維持しています。