タッカー邸で軍の監視下に置かれていたタッカーとニーナの元に、国家錬金術師の抹殺を目論むイシュヴァール殲滅戦の生き残り「傷の男(スカー)」が現れます。
スカーはタッカーをその場で即座に処刑。その後、部屋の隅に怯えていたニーナ(キメラ)に対峙します。スカーの右手による「分解」の錬金術を受ければ、命は露と消えます。しかしスカーは、異形の姿で生き地獄を味わい続けるニーナに対し、神への祈りを捧げながら頭部を破壊し、苦痛から解放するという「慈悲の死」を与えました。
翌朝、現場に駆けつけたエドワードが見たものは、壁一面に飛び散った凄惨な血痕でした。救いの一切ない結末は、エドワードの心に深い傷を残し、その後の「誰も死なせない」という強い信念の原体験となっていきます。