位置変更の施行当初、SNSや各種コミュニティでは「運転席の右上に貼ると視界の隅に入って目障りだ」「右折時の死角が増えるのではないか」といった懸念の声が多く見受けられました。特に小柄なドライバーやフロントガラスの傾斜が強いスポーツカーに乗るユーザーの間で、戸惑いが広がった経緯があります。
しかし、実際の自動車検査登録統計や現場の整備士への取材によると、ドライバーの着座位置(アイポイント)とフロントガラス右上隅の角度を検証した場合、通常の運転視界(水平方向および進行方向)においてシールが直接遮る範囲はごくわずかであり、数日間の運転で慣れるケースがほとんどであることが分かっています。
現場でより頻繁に発生している実際の問題は、視界の圧迫感ではなく「センサー類やフィルムとの干渉」です。近年の車両は先進運転支援システム(ADAS)の単眼・複眼カメラ、ETCアンテナ、地デジ用フィルムアンテナ、ドライブレコーダーがガラス上部に密集しています。これらが密集している場合、「運転席側から見て運転者の視野を妨げず、かつ前方から見通せる位置」まで右端から少し中央寄り、あるいは下方へオフセットさせて貼ることが整備現場では推奨されています。