レイプ被害における二次被害とは、性暴力の直接的な被害を受けた後、周囲の人々の言動、医療・捜査・司法機関の対応、メディア報道、インターネット上の書き込みなどによって被害者が受ける精神的・社会的苦痛を指します。英語圏では「Secondary Victimization(二次被害)」あるいは「Second Rape(セカンドレイプ)」と定義され、国際的にも重大な人権侵害として捉えられています。
具体的な事例としては、「お酒を飲んでいた被害者にも隙があった」「服装や態度に問題があったのではないか」といった被害者非難(ビクティム・ブレイミング)が挙げられます。また、相談を受けた家族や友人が「警察沙汰にすると世間体が悪い」と口止めを図るケースや、捜査機関での過度にプライベートな質問や再現要求が当事者に強いトラウマを再体験させる事例も、長年問題視されてきました。