選抜発表が行われるたびに、ネット上ではフォーメーションの「序列」やポジションの降格・昇格が話題に上ります。しかし、実際のライブ会場や舞台裏を取材すると、一般的なアイドルグループに見られるような「ポジション至上主義の足の引っ張り合い」とは全く異なる光景が広がっています。
櫻坂46のフォーメーションは、楽曲のコレオグラフィー(振付)と密接に連動しています。フロントメンバーだけでなく、2列目の裏センターや3列目の両翼に至るまで、舞台全体で1つの絵画を描くような緻密な構成が組まれています。実際、ライブ本編においてセンター以外のメンバーが見せ場を作る瞬間が数多く設計されており、どの位置にいても個人の輝きが埋もれない工夫が凝らされています。
また、選抜外メンバーによって構成される「BACKS」の活動とBACKS LIVE!!の定着は、グループ全体の底上げに決定的な役割を果たしました。単なる控えではなく、全員がセンターを経験し、自らの課題と向き合う場が公式に機能しているため、選抜メンバーとの実力差が極めて小さいという唯一無二の強みを生み出しています。