乳幼児教育の現場では、ハサミを使った製作活動は手先の協調運動(微細運動)を養う絶好の機会とされています。しかし、年齢に応じた適切な課題設定を行わないと、子どもが挫折感を抱く原因にもなりかねません。SNSや教育現場のモニタリング調査から見えてきた、年齢別の最適アプローチを整理しました。
【1〜2歳児(未満児)向け】ちぎり絵とシールの天の川
ハサミの使用が難しい年齢では、青い画用紙の土台に、千代紙やホイル折り紙を指でちぎって貼り付ける「ちぎり天の川」が推奨されます。星型のシールを散りばめるだけでも、夜空に輝く満天の星々を情緒豊かに表現できます。
【3〜4歳児(年少・年中)向け】一回切りアシスト方式
ハサミの練習を始めたばかりの幼児には、あらかじめ保育者や保護者が等間隔にガイド線(太いサインペン推奨)を引いておきます。「黒い線のところでピタッと止める」というルールをゲーム感覚で伝えることで、切り落としを防ぎながら自力で完成させる達成感を味わえます。
【5〜6歳児(年長)向け】立体つなぎ合わせへの挑戦
年長クラスでは、複数枚の折り紙を組み合わせて長大な天の川を作る「つなぎ方」や、筒状に丸めて提灯のように吊るす「立体天の川」へと発展させることが可能です。自分たちで色の組み合わせを工夫することで、色彩感覚と空間認知能力が高まります。