「痛いのが絶対に嫌だ」「器具の音を聞くだけで動悸がする」という歯科恐怖症の方に向けて、現代の歯科医療は痛みを極限まで排除した無痛治療メニューを確立しています。
特に重症患者や恐怖心が強い方に支持されているのが「静脈内鎮静法(セデーション)」です。点滴から鎮静薬を投与することで、数分でウトウトとした心地よい半睡眠状態に入ります。全身麻酔とは異なり自発呼吸が保たれ、治療中の恐怖や器具の音、振動をほとんど知覚しないまま、「気づいたら治療が終わっていた」という感覚で処置を受けられます。
通常の局所麻酔においても、最新の無痛手順が標準化されています。
- 表面麻酔の徹底:針を刺す歯茎に高濃度の麻酔ジェルを塗り、刺入時のチクッとした痛みを遮断
- 極細針と電動麻酔器の採用:髪の毛ほどの極細針を使用し、コンピューター制御で痛みの出ない一定速度で麻酔液を注入
- 麻酔液の温度管理:体内と同じ約37度に温めた麻酔液を使うことで、注入時の圧力痛や違和感を解消
麻酔そのものが痛くないため、治療中の痛みに怯える必要はありません。