胡蝶しのぶの戦い方は、他の筋力に優れた柱たちとは一線を画しています。公式ファンブック等に記された基本情報からも、彼女がどれほど過酷なハンデを背負って戦っていたかが浮き彫りになります。
しのぶが編み出した「蟲の呼吸」の技一覧は、蝶や蜂、蜻蛉といった昆虫の動きや特性を模した華麗かつ変則的な連撃で構成されています。
・蝶ノ舞 戯れ(ちょうのまい たわむれ):軽やかに宙を舞い、目にも留まらぬ速度で無数の浅い刺突を繰り出して鬼に毒を注入する技。
・蜂牙ノ舞 靡き靡き(ほうがのまい なびきなびき):一直線に間合いを詰め、刃の先端一点に全体重と推進力を集中させて突き刺す超高速の単発技。
・蜻蛉ノ舞 複眼六角(せいれいのまい ふくがんろっかく):六連撃の突きを瞬時に打ち込み、多量の毒を同時に体内に流し込む力業。
・蜈蚣ノ舞 百足蛇腹(ごこうのまい ひゃくそくじゃばら):四方八方に激しくステップを踏んで地面を揺るがし、標的に間合いと軌道を悟らせずに急所を突く最大奥義。
彼女の戦法は、筋力の欠如を薬学の知性と超人的な敏捷性で完全に補うものであり、鬼殺隊における唯一無二のイノベーターとしての立ち位置を確立していました。