冷泉公園が1年で最も華やかな熱気に包まれるのが、3月下旬から4月上旬の桜の開花シーズンです。公園を囲むように植樹された約数十本のソメイヨシノが一斉に咲き誇り、ビル街の谷間に淡いピンク色のキャノピー(天蓋)を形成します。
舞鶴公園や西公園といった大規模な桜名所と比べるとコンパクトですが、オフィス街近接の冷泉公園ならではの強みは「仕事帰りのアクセスの軽快さ」にあります。夕暮れ時になると近隣のビジネスパーソンや観光客が集まり、シートを広げて乾杯する姿が風物詩となっています。
さらに見逃せないのが博多名物の屋台カルチャーとの親和性です。冷泉公園の周辺通りや川端エリア、中洲の那珂川沿いには夕方以降に赤提灯が灯り、ラーメン、焼き鳥、おでん、創作料理を提供する屋台が軒を連ねます。公園で桜を愛でた後にそのまま徒歩数分で名物屋台へと流れるコースは、博多の夜を満喫する王道の観光ルートとして定着しています。