小学生の成長プロセスにおいて、小3は「安定成長期」から「思春期成長スパート」へと移行する極めてデリケートな助走期間にあたります。乳幼児期のように1年で10cm以上伸びることはありませんが、着実に骨が伸長する時期です。
通常、小3の1年間で伸びる身長の目安は約5.5cmから6.0cmとされています。この時期に特に注目すべきは、男女間における発育タイミングのズレです。
女子は早ければ小3の終わり(9歳頃)から乳房の発達などの初期変化が始まり、それに連動して身長の伸びが加速します。一方で、男子の成長スパートは一般的に11歳〜12歳(小5後半〜中1頃)から本格化するため、小3〜小4の教室では「女子の方が背が高くて体格もしっかりしている」という光景が日常化します。「うちの息子は女子より小さくて心配だ」と焦る親御さんもいますが、男子のスパートは後からやってくるため、小3時点の男女比較で過度に不安を抱く必要はありません。