ネット上には「プルオーバーを行えば成人後も胸郭(肋骨)そのものが物理的に巨大化する」という言説が一部残っていますが、これは骨格形成期を過ぎた成人においては医学的根拠に乏しい俗説です。
実際に起きている変化は、小胸筋や前鋸筋、肋間筋がストレッチされて柔軟性を取り戻し、丸まっていた胸郭が本来の引き上がった位置へリセットされることによる「アンダーバスト周辺のアライメント改善と視覚的な厚みの強調」です。骨そのものが肥大するわけではありませんが、胸板の立体感やアウトラインを際立たせる視覚的インパクトは極めて大きく、正しいフォームで行う価値は十分にあります。