指原莉乃のキャリアを振り返る上で、AKB48時代の純朴な姿を外すことはできない。選抜総選挙で怒涛の快進撃を見せ、HKT48へ移籍してからも、彼女の親しみやすいキャラクターは多くのファンを魅了した。当時は「垢抜けない親近感」が彼女の最大の武器であり、バラエティ番組における素直な立ち振る舞いが広く支持されていたのだ。
だが、劇場公演や多忙な全国ツアーをこなす中で、彼女の美に対する意識は静かに、しかし確実に研ぎ澄まされていった。アイドルの枠組みを超えて自信を深めていく表情の変化は、単なる成長の記録というにとどまらず、後の劇的なイメージチェンジへの足がかりとなっていた。