コンビニエンスストアのチルド棚に並ぶポテトサラダやタマゴサラダを口にしたとき、時間が経ってもべたつかず、じゃがいものホクホク感や卵の濃厚な風味が損なわれていないことに気づくはずだ。これこそが、プロが絶賛するケンコーマヨネーズ独自の味覚設計の結晶である。
同社の秘密レシピを支えているのは、単なる調味にとどまらない「素材の水分をコントロールする乳化技術」だ。製造から消費までの時間経過を見越し、野菜から出る余分な水分を抱え込みつつ、酸味と塩味の角を落として素材の自然な甘みを引き出す。油の粒子サイズや卵黄の配合比率をミクロン単位で調整することで、冷たいままでも重たく感じさせない後味のキレを実現した。デリカ惣菜開発プロジェクトの現場では、クライアントごとの厨房環境や配送ルートの温度変化まで計算に入れた緻密なカスタムレシピが日々生み出されている。