一口に垂れ耳と言っても、犬種ごとに耳の形状、毛並み、長さ、頭蓋骨のバランスは大きく異なります。代表的な人気犬種の特徴を正確に捉えることで、説得力のあるキャラクターを描き分けることができます。
トイプードルイラストでは、耳そのものの輪郭よりも「毛のボリューム感」が主役となります。耳の先端をカリフラワーのようなもこもことした雲形で囲み、頭頂部のアフロヘアと一体化するように描くのが可愛らしさを引き出す秘訣です。つぶらな黒目をやや離し気味に配置すると、テディベアカットの愛らしさが際立ちます。
ミニチュアダックスフンドイラストを描く際は、長いマズル(鼻先)と、顔の輪郭を覆い隠すように長く垂れ下がる大きな耳がポイントです。耳の長さは顎のラインよりも下まで届くように描き、表面にやわらかなウェーブを入れることでロングヘアード特有の優雅さが表現できます。
キャバリアイラスト(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)は、絹糸のような飾り毛が特徴です。耳の付け根が高く、扇状に広がりながら胸元へと流れる毛並みを丁寧に描写します。額の「ひし形(ブレーズ)」の毛色パターンを正確に入れると、一目でキャバリアと認識されます。
大型犬の代表格であるゴールデンレトリバーイラストは、優しげで肉厚な耳の質感が重要です。耳自体はダックスフンドほど長くなく、頬にぴったりと沿う三角形に近い形状をしています。幅広のマズルと笑っているような口元を組み合わせることで、温厚な性格が伝わります。
ビーグル犬イラストは、丸みのある滑らかな短毛の垂れ耳がトレードマークです。スヌーピーのモデルとしても知られる通り、耳の先端がやや丸みを帯びた長方形に近いドロップ型をしており、白黒茶のトライカラーを塗り分けることで快活な表情が完成します。さらに、あどけなさを強調したい場合は、頭部を大きく、耳を体に対してややオーバーサイズに描く垂れ耳子犬イラストのデフォルメ手法が非常に効果的です。