三笠宮信子さまの人柄を語るうえで欠かせないのが、抜群の家事能力と周囲への細やかな気配りです。信子さまはこれまでに『四季の家庭料理―お料理は真心こそがすべて』(1992年)や『思い出の先にはいつも家庭料理』(2013年)といった本格的な料理本を上梓されています。単なる皇室の記念出版にとどまらず、プロの料理人からも一目置かれる実践的で温かみのあるレシピの数々は、信子さまの「人を喜ばせたい」「食を通じて家族や周囲をもてなしたい」という純粋な性格を如実に物語っています。
元首相・吉田茂の孫であり、麻生セメント会長を務めた麻生太賀吉氏の三女として育った信子さまは、英国聖心女子学院への留学経験も持つ国際派です。流暢な英語力と社交性を備え、日本赤十字社の名誉副総裁などの公務においては、居合わせた職員やボランティア一人ひとりに親身に声をかける姿が印象的と伝えられています。
宮内庁関係者の証言によると、現場での信子さまは「非常に明るく、ユーモアに富み、他者の苦労に敏感に寄り添う方」と評されています。公務先で提供される食事にも作り手への感謝を欠かさず、時には自ら包丁を握って職員に手料理を振る舞ったというエピソードも残されています。このように、表舞台における寛仁親王妃信子さまの評判は、温厚でホスピタリティにあふれた親王妃そのものです。