運の要素と高度な戦略性が絶妙に絡み合う大富豪・大貧民は、今や囲碁や将棋、麻雀と並ぶマインドスポーツとしての評価を高めている。単に手元にある強いカードを出すのではなく、相手の出す頻度やパスのタイミングから残り手札を精緻に割り出す確率計算が求められるからだ。
この深い思考プロセスは、日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士たちが繰り広げる高度な駆け引きとも深く共通する。牌の山から相手の待ちを読み切る麻雀の戦術理論と同様に、大富豪においても「場に出たカードの記憶」と「相手の心理分析」が勝敗を決定づける巨大なファクターとなる。単なるレクリエーションを超えた頭脳戦としての魅力が、多くの知的競技ファンを引きつけて止まない。