ゴールデンルートと呼ばれる有名観光地を離れ、日本の「深い日常」を体験したい外国人旅行者の波も、この場所に届いている。ガイドブックには載っていない集落に足を運び、地元の人々と同じ食卓を囲む体験は、彼らにとって何物にも代えがたい旅のハイライトとなる。
夜になると、昼間とは異なる表情を見せる。街灯も少ない真っ暗な集落の中に、ぽつんと灯る古民家の明かり。地元で採れた地酒と、囲炉裏で焼いた旬の魚を楽しめるスタイルは、夜間のエンターテインメントが乏しかった地方都市に新たな「ナイトタイムエコノミー」の可能性をもたらしている。