日本のフロア家具市場を牽引する二大ブランドの動向も見逃せません。実店舗の展示や長期使用者のレビューを精査すると、両者の明確な思想の違いが浮き彫りになります。
座椅子ソファーにおけるニトリの評判は、「多段階のギア可動域」と「コストパフォーマンスの高さ」で圧倒的な支持を集めています。首元・背中・脚部がそれぞれ独立して動く14段階リクライニング機構や、座椅子ソファーのリクライニング機能を追求したハイエンドモデル(つながるポケットコイル座椅子など)は、2台連結して座椅子ソファーの2人掛けとして拡張できる柔軟性が高く評価されています。一方で、「数年使うとギアの噛み合わせが硬くなる」「クッションカバーの毛玉が目立ちやすい」という現実的な指摘も散見されます。
対する座椅子ソファーにおける無印良品の口コミでは、「体にフィットするソファ」に代表されるビーズクッション系や、シンプルなフロアチェアが定番です。無印良品の強みは、インテリアを邪魔しない洗練されたファブリックと、別売りで提供される洗えるカバーの充実度にあります。部屋の美観を損ねず、清潔に使い続けられる点において一人暮らし層からの絶大な信頼を得ていますが、「沈み込みすぎて長時間のデスクワークや読書では腰が丸まり、疲れる」という姿勢保持に関する課題も明確になっています。