スポーツ観戦と酒の融合を語る上で、日本のパブ文化のパイオニアである株式会社ハブの存在は外せない。英国の伝統的なブリティッシュパブを日本流にローカライズした同社のキャッシュオンデリバリー方式は、観戦時のストレスを劇的に減らした。
注文のために席を立っても試合の流れを見失わない導線設計、試合前後のクイックなドリンク提供など、そのオペレーションは計算し尽くされている。原材料費の高騰や若者のアルコール離れに直面する飲食業界において、ただ食事を提供するだけでなく「空間体験」を売るスポーツバーのモデルは、極めて強固な収益構造を誇る。ファンの熱量を最大化する店舗作りは、外食産業の新たな生存戦略として熱い視線を浴びている。