食後血糖値の基準値は?隠れ高血糖の真相と140超えの危険ライン

食後血糖値の基準値は?隠れ高血糖の真相と140超えの危険ライン

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日本人をはじめとする東アジア人は、欧米人に比べて遺伝的にインスリン分泌能が低く、肥満でなくても食後高血糖を起こしやすい体質を持っています。その根底にあるのが「インスリンの分泌不全」と「インスリン抵抗性」の複合的な問題です。

インスリン抵抗性の詳細まとめとして整理すると、これは膵臓からインスリンが分泌されているにもかかわらず、標的臓器である肝臓や骨格筋が糖の取り込み命令を受け付けなくなる状態を指します。主な原因は内臓脂肪の蓄積によって分泌される生理活性物質(アディポサイトカイン)の悪化や、運動不足に伴う筋肉量の減少です。筋肉は体内のブドウ糖の約7割を吸収する最大の貯蔵庫であるため、筋肉量が落ちると食後の余剰な糖が血中にあふれ出し、長時間の高血糖が持続します。

この状態を早期に暴く最も確実な臨床検査が、糖負荷試験OGTTの判定基準に基づく精密検査です。75gのブドウ糖水溶液を飲み、30分後、1時間後、2時間後の血糖推移を測定します。

  • 正常型:空腹時110mg/dL未満、かつ2時間値が140mg/dL未満。
  • 境界型:空腹時110〜125mg/dL、または2時間値が140〜199mg/dL。
  • 糖尿病型:空腹時126mg/dL以上、または2時間値が200mg/dL以上。

特にOGTTにおける食後1時間値が200mg/dLを超えるケースは、たとえ2時間値が140未満へ戻っていたとしても、数年以内に本格的な糖尿病へ移行する確率が跳ね上がることが分かっています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。