ネット上の情報やSNSのコミュニティにおいて、「あいうえおんがく」に関して散見される誤解を検証します。
第一に、「教育テレビ(Eテレ)のオリジナル企画曲である」という混同です。子ども向け番組で流れるような親しみやすさがあるため、NHK等の幼児番組発祥と誤認されるケースが少なくありません。しかし実際は、前述の通り『LINE TOWN』のアニメタイアップとして制作され、GReeeeNのオリジナルアルバムに収録された純然たるJ-POP楽曲です。
第二に、「幼年期専用の子供騙しの楽曲である」という誤った先入観です。音楽的なコード進行やメロディラインを精査すると、GReeeeN特有のエモーショナルなコード展開と、多重コーラスワークによる重厚なポップネスが緻密に組み込まれています。言葉の響きを損なわずにリズミカルに聴かせるフロウは、ヒップホップやポップスの技術的蓄積の賜物であり、大人向けの上質なポップミュージックとしても成立しています。